抗加齢医療を一言で言い表すと「21世紀の究極の予防医学」ということになると思います。
人はみなある一定の寿命というものを持っています。その中でも短命な人もいれば、すばらしく
長寿の人もいます。同じ人間でありながら、生活形態・生活習慣・日々の食生活・精神状態な
どによってその人の寿命には大きな差がでてきます。人はみな生まれもって運命や宿命をもっ
てこの世に姓を受けているといわれますが、それとは別に人の生物学的絶対寿命は「125年」
といわれています。しかし、「あなたは125歳まで生きれるとしたらどうしますか?」という質問
に対して100人中90人以上の人が「そんなに長生きしなくてもいい」と答えます。それはなぜで
しょうか?大多数の答えの内容はこうです。「125歳の自分を想像したときに、皺だらけシミだ
らけで自分で歩く事も、自分でしゃべることもできない姿を思い浮かべてしまう」からではないで
しょうか?では125歳まで今現在のあなたでいれるとしたらどうでしょうか?100人中100人の
人が「それだけ元気でいられるなら是非生きてみたい」というでしょう。現実に125歳までまった
くの健康体でいられる可能性は今のところ0%に近いです。( 参考までに人間の最長長寿記録
は数年前に120歳でなくなったフランス人女性です)抗加齢医療アンチエイジングとは上記の事
を現実的なものに近づけようとする「究極の予防医学」です。
しかし、抗加齢医療アンチエイジングを実践したからといって現在40歳の方が何も変わら
ずに100歳を迎えられるかというとそうではないのです。いくら日々健康に留意している人でも
100歳になれば当然体のあちこちに老化とともにいろいろな疾患がでてきます。 抗加齢医療
はそうした疾患を単なる老化現象で片付けてしまうのではなく、1つの病気として捉えて対策を
行おうとするものです。老化が病気である以上はいろいろな治療法や予防法があり、それを実
践することにより老化の促進を著しく遅くすることができるというものです。アンチエイジングをよく
理解し実践した結果として、大きく2つの結果があきらかになると思います。1つは、ずばり「若
返り」です、もう1つは、「老化の鈍化」でしょう。1つ目の若返りは文字とおり 60歳の人がアン
チエイジングの実践により40代に見えるようになったりする事です。2つ目の老化の鈍化は「あ
の人はいつまでたっても30代にしかみえないね~」(実際は40代後半)といった現象です。
老化現象は人間にとって避けて通れない道です。抗加齢医療アンチエイジングとは、この
「老化」という現象と如何に上手に付き合っていくかの医学であるようにも思います。今全世界
の研 究者達がまだわかっていない人間の体の神秘について医学的な検知からいろいろな研
究調査を重ねています。21世紀を迎え、医学の進歩スピードは加速度的にその速度を増してい
ます。2020年には現在の医療水準の64倍の情報があきらかになっているだろうとさえいわれ
ています。医療水準の開花は直接的に抗加齢医療アンチエイジングの分野にも大きな進展を
与えてくれることでしょう。
あなたは今おいくつですか?30歳? 40歳? 60歳?どの世代においても究極の予防医
学「抗加齢医療アンチエイジング」は本来自分がもっている生命力をより一層引き立ててくれる
ものであると私は信じて日々実践しています。さあ、あなたも今日からその第一歩を踏み出し
てみませんか?
ただし、アンチエイジングの実践はあなた自身の意識改革や様々な努力があってはじめて
開花することだということを決して忘れてはいけません。
冒頭でもお話しましたが、人がもっている生物学的絶対寿命は人の細胞構造から「125年」
といわれています。人間は昔から「永遠の命」不老長寿もしくは不老不死のためにあらゆる努
力を尽くしてきました、しかしそれはSFやオカルトの世界の話であって、現実には今の人間社
会にはありえないことです。人は自分の一生を通していろいろなものごとを学びそして次の世
代に伝え、いろいろな文化が継承されてきました、自分一人のことを考えれば不老不死は羨
ましいことかもしれませんが、もし世の中の人すべてが不老不死になったらどうでしょう。文化
が継承されることはおろか、人には世代感がなくなり、子孫繁栄もなく、おそらく社会的構造
自体がおかしくなってしまうことでしょう。幸いにして不老不死は現在ありえていないことです
が、この先も決してあってはならない事だと思います。
ではまず人の生物学的絶対寿命についてちょっとさわりの部分だけ書き記して行きましょう。
成人の体は約60兆個もの細胞から成り立っています。その細胞にはいくつかの種類があり
ますが、大部分の細胞は細胞分裂を繰り返し行い最後には「老化細胞」としてその任を終え
ます。その細胞分裂が行われる際に「テロメア」という名の回数券切符みたいなものを必ず一
枚づつ使っています。人はその回数券(テロメア)が50枚といわれています。この周期計算か
ら「125年」という数字がはじき出されています。先ほども話したように50回の細胞分裂を終え
た細胞は「老化細胞」として最後には死滅します。それをアポトーシスといいます。 人は50回
の細胞分裂が終わったところで老化の最終段階に入り、そして死していきます。
しかし、殆どの人は、この順当な細胞分裂を終える前にある細胞が死滅したり、異型細胞化し
たりして50回の細胞分裂を全うできません。それどころか異型細胞化した細胞によって様々な
疾患を起こしたりします。その代表例が「ガン」です。